リヤドロの美しさをお楽しみ頂きながら、日本や外国の旅の思い出、絵画と創作詩、美術館探訪etC・大人のロマンのひとときを。
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秋の読書は、やさしい物語




フジ子・ヘミング画・『柿色のTeeセット』





 秋の柿を頬張りながら、
温かい紅茶を入れて、
たまには、
ゆっくり読書も、良いものですね。




雪のひとひら



『雪のひとひら』


私の大好きな小さな可愛い本…

装丁に惹かれ、何度か開いた
とても優しい物語…


寒い冬の銀世界の中で、遙か遠い空の高みから、
雪のひとひらは、ある日突然、生まれます…

雪のひとひらは、
自分が、いつ生まれたのか、
どのように、生まれたのか、
まったく見当もつきませんでした。

この物語は、
雪のひとひらを、一人の女性の一生として、
擬人化されながら描かれたものです。


雪のひとひらは、
雪として、露として、水として、ひたむきに流れていきます。

雪のひとひらは、自然の困難に出会いながらも
けなげに流れていきます。

そんな、雪のひとひらにも、素敵な恋も芽生え、
良き伴侶、可愛い子供にも恵まれます。

けれど、愛しい雪の家族は
はかなく、つぎつぎと消えていき、
雪のひとひらを、ひとりぼっちにさせていきました…

ひとりで生まれ、ひとりで消えていく。
ひとそのままに…

ポール・ギャリコは、実に繊細に、優しい眼差しで
雪のひとひらを見守り続けています。

彼女の物語は、
こう、締めくくられています。


彼女の生涯はつつましいものでした。
この身はささやかな雪のひとひらにすぎず、
片時もそれ以上のものであったり、
それ以上を望んだりしたことはありませんでした。

けれども、こうしてふり返ってみると、
彼女は終始役に立つものであり、
その目的を果たすために必要とされるところに、
つねに居合わせていたのです。

そして、雪のひとひらは、
物語の最後に、この言葉を授かりました



『 ごくろうさまだった、小さな雪のひとひら、

   さあ、ようこそおかえり 』




汗



リヤドロ・甘い香り





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この記事へのコメント
こんにちは!
ジョゼさん、「雪のひとひら」なんて素敵な物語なんでしょう!ジ~ンとしてしまいました。

「けれど、愛しい雪の家族は
はかなく、つぎつぎと消えていき、
雪のひとひらを、ひとりぼっちにさせていきました… 」

って、わが身と重ねてしんみりとしてきました。
人はひとりで生まれひとりで死んでいくのですよね。
これからは、雪が降ったら、この話を思い出しそうです。
麦笛[URL] 2007/11/23(金) 14:12 [EDIT]

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