スコットランドの三大都市の一つ、
アバディーンに入ると、
緑の匂いと素敵な花壇の花が歓迎してくれた。
ヨーロッパの「石油の首都」だ。
古いお城も公共施設として生き返り、
緑の造成の時計が美しい。
世界から、「花崗岩の街」と呼ばれている
アバディーンの石の建造物は堂々とそびえ立つ。
19世紀のナポレオン戦争の時代を経ても、
花崗岩=御影石の街は、
はるか彼方まで続いていた。
1495年に創立されアバディーン大学は、
ネオゴシック様式。
アバディーンは、英国有数の教育の都市、
4人のノーベル賞受賞者が誕生しているとか。
何番目の受賞者さんですか。
壁一面の肖像画を脇目に、
こっそり、講堂の奧まで歩いていくと、
ステンドガラスの窓辺の下で学生達が受講中。
背のすらっとした若い女性は、
ゆっくり腕を背中に回し、
新鮮な空気を思いきり吸い込んでとても満足そう。
小さな村々を歩いていて、ついのぞきこんでしまった。
いつもこんなふうに、
古い緑色の木戸を開け放しにしてるのかしら。
石創りの小さな屋根は、山々の裾野まで続いていて、
どの屋根にも必ず煙突がついていた。
サンタさんは、大変そう。
曇り空の中でも、青年の樹はやっぱり颯爽として
野草はとても可愛らしい。
こうして、未知の異国には、
かつて見たこともない建物がそびえ立ち、
いにしえの空があり、歴史の匂いがあり、
何層もの豊かな緑の文様で私を迎えてくれた。
アバディーンから一歩、カントリーサイドに向かうと、
突然世界が変わりだした。
なだらかな丘稜が水平線までどこまでも続き、
菜の花畑が鮮やかに浮き上がってきたら、
思わず歓声をあげてしまった。
いつもありがとうございます。
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