リヤドロの美しさをお楽しみ頂きながら、日本や外国の旅の思い出、絵画と創作詩、美術館探訪etC・大人のロマンのひとときを。
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『晩夏の午後に』絵画とつぶやき
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ミュシャ『午後の輝き』
ミュシャ『午後の輝き』


季節にも、いにしえのような
風景があるのでしょうか。


夏の終わりも近づいて、
好きな絵を眺めていたら、
ふと、そんなことを思ってしまいました。

高校2年生の時の遠足は、
生徒達で決めた大島へ。

4クラスしかない学年は、普段から仲良しで、
みんなで一晩中、
甲板の上で鬼ごっこをしながら、
大騒ぎをしながら、夜明けを迎えました。
男の子も、女の子も、
あまりに無邪気だった、17才のあの夏。

社会に出て、伊豆七島から始まった
私の小さな島めぐり。

夜、仕事を終えてから、
浜松町の東海汽船に乗っては、
新島、神津島、大島、八丈島の海へと。

ジーンズにティシャツ、スニーカーと帽子、
仲良しの同期の女友達3人で、
甲板でリュックを枕にしてごろんと。

真っ青な空と海の虜になって、
翌年は、新潟の離島、粟島へと。

仕事を終えて、東京駅の寝台列車に乗り込み、
固い三段ベッドの中でも、
まだ見ぬ離島への期待で、
三人共、興奮して眠れませんでした。

「誰も行かない島に行こう!」
を合い言葉に、10日間の離島計画。

岩船港からは、粟島行きの船は、
その当時、週に何便しか出ていませんでした。

島へと向かう汽船は、とても小さくて、
船酔いしないように、船底の畳の上で、
ひたすら、じっと横になりながら、
荒々しい佐渡が島を渡って行きました。

流人の島、佐渡を超えて行くのは、
中々、スリリング。

粟島には、それこそ部屋に窓もないような、
小さな民宿が一つしかありませんでした。

島の方言は、まるで外国のように、
ちんぷんかんぷんだったけれど、
暖かくて親切な民宿のご夫婦は、
島名物の、わっぱ飯や、
美味しい島料理を
たらふく食べさせてくれました。

佐渡の離島の海には、
人っ子一人いなくて、
真っ青な青空も海も砂浜も、
三人で独占。

日焼けも恐れずに、全身を焼き、
砂浜を駆けめぐり、岩もぐりをしたり、
綺麗な貝を拾うのに夢中になり、
高波に飲み込まれては、嬌声を上げ、
空と海と砂と過ごした、あの20代の夏。

私の記憶の中の夏は、
離島のどこまでも続く水平線と、
青春の無邪気な奔放さと笑いと、
海風のしょっぱさ。

セピア色にならない夏、
はるか彼方から、
真っ黒に日焼けした若い三人の女たちが、
そんなところで、
何をしているの。

この島で、一緒に泳ごうよ!


吉岡浩太郎『光る海』
吉岡浩太郎『光る海』










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